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自腹で潜入レポート お見合い編

ツヴァイのお見合いレポ①「石●純一風、完ぺきマナー男は巨乳グラドルがお好き!?」

お見合い基本データ
お相手:35歳 会社員 年収:不明
掲示板にて交際を申し込まれ、何度かメールでのやりとりを行ったあとお見合いを決行。

【出会い】入会後に発見した掲示板のシステム

入会してからというもの、あまりにもお見合いが成立しないことに焦りを感じていた私は、ついに自分から行動することにした。

ツヴァイでは、支店にある掲示板を通しての出会いを求めることができる。これは担当者から紹介されたシステムではなく、お店を訪れた際にたまたま発見した。出会いが欲しいという人は、誰でも月500円で掲示が可能。その掲示板に交際を申込みたい人がいた場合には、専用の用紙に手書きのメッセージなどを書き込み、担当コーディネーターを通して手渡すしくみになっている。

募集開始から2~3週間後、数人から申込みがきた。
その中のひとりAさんとお見合いをすることにした。決めた理由は、字がきれいだったから。

用紙に会員番号が記入されていると、支店のPCでお相手のデータが検索できるので、さっそくAさんの写真を見てみると、なかなかの私好み♪ 穏やかな笑顔と清潔感のあるルックスが印象的だった。
申込用紙には、Aさんの携帯番号とメールアドレスが記入されていた。
まずは、メールで挨拶をしてみることに。

一週間ほどメールのやり取りを続けたころ、Aさんから「一度お会いしませんか?」と誘われた。
会ってみたいとは思いつつ、なかなか自分からは切り出しにくかったから、内心うれしかった。

【初対面】 「時代」を感じるセンス

お見合いは週末、新宿で昼の12時に待ち合わせ。
当日、待ち合わせ時間の数分前になると、Aさんからのメールが届く。そのメールには、どのあたりの場所にいるか、どのような服装をしているのか詳細が書かれていた。おかげで、Aさんとはすんなり落ち合うこと成功。

顔立ちは、写真で見た印象と変わらず爽やか。ただ、髪の毛がツーブロック、ブルージーンズに白シャツ、紺のジャケットという格好は、80年代の石●純一風。少々「時代」を感じてしまった。

そのAさんによれば、すでにランチタイムのお店を予約してくれているようだ。

【お食事①】完ぺきマナーの窮屈さ

Aさんが選んでくれたのは、少々お値段が張りそうなイタリアンのお店だった。
休日にしては早めのランチタイムだからか、店内の客は少ない。
2人とも、それほどお腹が空いていなかったので、軽めのコースを注文した。

Aさんは、営業職ということで人当たりがいい。ウエイトレスへの対応も、紳士的で好印象だ。
実はよほど緊張しているのか、Aさんの顔は話すほどに汗ばんできており、笑いも自然ではなく少々堅い。

そんなAさんからの緊張が伝わりつつも、会話は弾んだ。
話の内容からは、目標のために頑張ってきた印象を受けた。大学時代に海外を一人旅した感動を社会人になってからも忘れられず、一般企業に就職するも退職して海外留学。帰国後、外資系企業に就職して海外赴任を数年経験した。国内で仕事をする現在も、たびたび海外出張に出払っているらしい。
Aさんは、諸外国と触れ合いたいという当時の希望を実現している。コツコツと努力し、決めたことを成し遂げていくのはすごいなーと、尊敬の気持ちが沸く話だった。

また楽しそうに身内の話をする様子からは、今すぐにでも家庭を持ちたいと思っているようにも思えた。お見合い前のメールで、仕事を頑張るのもよいけれど、ゆとりを持ったスローライフを目指したいと書いていた。結婚がしたいとあらゆる話から伝わってくる。

ルックスには問題のないAさんだけに、過去には当然結婚のチャンスが何度かあったという。Aさんが結婚したかった相手もいたし、逆に求婚されることもあったらしいが、いつも結婚には至らなかったと話す。

Aさんほどの人がなぜ結婚していないのか? そう考えたとき、ふとAさんの完ぺき過ぎる対応が気になった。テーブルマナーはとてもきれいで、食器の音を鳴らすなどのヘマは決してしない。ナイフで切る食べ物はひと口大の上品な量。パンのちぎり方や頬張り方、噛み方など、どれをとっても素晴らしく美しい。その美しく完ぺきなマナーに、私は圧倒された。

さらにAさんの接し方は、あまりにも距離がありすぎる。
まるで、取引先のプレゼンを聞いているような感じがするのだ。
気を遣っているからだろうけれど、そこまでよそよそしくされると、私とは打ち解けたくないのかと残念な気持ちになった。

【お食事②】デリカシーのなさに、一気に興味が失せた

そんなAさんとの距離を感じながらも、表向きのトークは絶好調である。

Aさんは、ふと「好きなタイプは?」という質問を投げかけてきた。
私は、男性からも女性からも好印象な俳優の名前をあげた。一般的に知られている俳優だから、Aさんもすぐにイメージしやすかったのだろう、「なるほど~」とうなずくような反応が返ってきた。

次に私から「(Aさんは)どんな方が好みですか?」と質問をしてみた。するとAさんの口から出てきたのは、ハタチそこそこのグラビアアイドルの名前だった。巨乳を売りにしている、男性からのダントツの人気を誇るグラドル。

Aさんの口からその名前を聞いたとき、30半ばのオッサンが好みのタイプで巨乳グラドルの名前を挙げるのはどうなんだろう……と思った。そのタレントさんはかわいらしいけれど、女性にしてみればグラドルというだけで、やっかみの対象そのもの。Aさんには、そのことがわからないらしい……。

私が貧乳だから、余計にひがみっぽくなってしまうのかもしれない。テーブルマナーなどに気を遣うわりに、大事なところでデリカシーがないAさんへの興味は一気になくなった。

別れ際、Aさんは「これからデパートのバーゲンセールに行くんです」と楽しそうだった。 バーゲンにウキウキするAさんにも、何かが違うな……と私は感じていたのかもしれない。今思えば、絵文字や顔文字が多くポップな印象のメールからは、若いグラビアアイドルが好きそうなノリもあったように思える。

お見合いのあと何度か連絡のやり取りはしたけれど、その後Aさんと会うことはなかった。

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