HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » サンマリエのイベントレポート②「お見合いバスツアー編」
会員専用のサイトで、お見合いバスツアーが開催されることを発見。旅行気分を楽しみながら、お見合いもできる一石二鳥のイベントで、何だか楽しそう。申込者が多数の場合は、抽選になるらしいので参加できるか分からないけど、とにかく申し込んでみることにした。
イベントの申し込み締め切りは、だいたい1ヶ月前くらい前に設定されている。招待状が届いたら当選、参加可能となるけれど、今回のバスツアーの招待状が届いたのは開催日の1週間前くらい。申し込んでから3週間ぐらい経ってからの通知では、落選したと思って予定を入れてしまう人もいるはず。当選結果は、もう少し早く知らせて欲しいと思った。
ツアー当日は晴天。招待状に「散策が中心だから動きやすい格好で参加するように」との注意書きもあったので、それに従ってスニーカーとジーンズ、手があくように斜め掛けのバックをチョイス。もちろん、筆記用具もしっかり用意。時間よりも少し早く集合場所に到着するよう自宅を出た。
集合場所は、主催する支店が入っているビルの1階ロビー。私が到着した8:15頃には、すでに数名が集まっていた。参加者の中には顔見知り同士の人もいたようだけど、ほとんどが初対面の人ばかり。何となく男女2つに大きく分かれ、ただ静かにスタッフの指示を待っていた。
集合時間から10分くらいして、バスへの乗車が始まった。席は殆どが男女ペアで座るようになっていた。ところが、到着が遅れている人が数名いたようで、スタッフは右往左往。かなり大変そうだった。後で参加者に聞いて知ったことなのだが、バスツアーは結構人気があるイベントで、遠方からの参加者も多いのだそうだ。遅刻する人も多く、出発が遅れることもしばしば。集合時間から30分が経過したころ、ようやく全員が揃い、バスは発車した。
バスが出てすぐ、この日の行動予定表が配られ、スタッフによる挨拶とスケジュール説明が行われた。説明が終わると自己紹介タイムがスタート。バスへの乗車前にスタッフから渡された番号札を胸につけ、一人ひとりその場に軽く立ち上がり挨拶する。名前と出身地くらいしか言わない人もいれば、今日にかける意気込みを話す人もいた。後半になるにつれて面白い自己紹介が多くなり、個性的な発言で周囲を沸かせる人や、理想の結婚生活について話す人などが出てきた。私はこういうイベントに参加するのが初めてだったので、自分の番が来たときにはかなり緊張したけれど、通常のパーティーなどで自己紹介をするよりは、状況を楽しむ余裕があったように思う。
自己紹介が終わるとフリータイム。とはいえ、バスの中、それも移動中だから隣の席の異性と話すか、到着まで寝ることになる。最初は隣の人と話していたが、そのうち2人とも眠くなってきてしまったので寝ることに。
ひと眠りすると高速のサービスエリアに到着。10分程度の休憩がとられた。ここで最初のお隣さんとはお別れ。「ありがとうございました」とお礼を言い合って、一旦バスから降りた。お手洗いや買い物から戻ると、次は席替え。バスの乗車口近くで待機しているスタッフのところに行ってくじを引き、そこに書かれている座席番号に座ることに。高速のサービスエリアは「席替えポイント」になっていて、行きも帰りも2回ずつ、総入れ替えが行われた。席替えが終り、全員が座席に座るとバスは出発。新しいお隣さんとの会話もスタート。朝配られた参加者名簿にメモを取りながら会話を楽しむ。
そうこうしているうちに、最初の目的地に到着。せっかくお隣さんとの会話が盛り上がってきたところでバスを降りることになった。「もう少し話していたいのに・・・。ちょっと残念」と思っていると、この後の体験ツアーも一緒にどうかとのお誘いがあった。これはラッキー! 私たちはバスから降り、並んで歩きながら体験イベント会場に向った。
ものづくりをする体験イベントは、グループ単位で参加することになった。グループは、くじ引きなどで分けたりせず、何となくグループに分かれて席に着くといった感じ。バスの中で話が盛り上がったペアが多かったのか、グループ分けもスムーズ。
体験イベントが終わる頃には、参加者同士が自然と打ち解けて、全体的にいい雰囲気になっていた。「●●さんは、どうなりました?」、「私のは、こんな感じですよ」などの会話があちこちから聞こえ、もちろん、私もバスの中でお隣だった男性とああでもない、こうでもないと言いながらものづくりを楽しみ、できあがった後もその話で盛り上がった。
体験イベントが終わると、いよいよお待ちかねのランチタイム。あらかじめ男女各4名が座れる席は用意されていたが、基本的には自由に座る。体験イベントの時と同様、何となくグループに分かれて着席することになった。
この日の昼食はバーベキュー。「タレが足りない!」とか「皿がない!」といったハプニングもあったけれど、どれもすぐに解決。煙が凄くて風下にいた参加者は大変そうだったけれど、それすらイベントを盛り上げていた。
体験イベントやバーベキューを通して緊張感もかなりほぐれ、昼食が終わるころには参加者同士の言葉数はさらに増え、とてもにぎやかになっていた。タイミングを見計らって同行スタッフがこの後のスケジュールを簡単に説明、1時間後にはバスに戻るようにとのことだった。昼食の終りを厳密に知らせる号令などはなかったので、各自の判断で「フリータイム」に突入することになった。
フリータイム中は完全に自由な時間なのでチームで行動する必要もないのだが、お土産を買い求めるチーム、会場付近を散策して回るチーム、会話を楽しむチームなど、自然にいくつかのチームに分かれて行動していた。とはいっても、このチームは暫定的なものなので、途中で2チームが合流して1つになったり、1チームが2チームになったりしていた。
通常のパーティーの場合、いざ「自由に話してください」と言われても、何を話していいのか会話に困る。それに制限時間がつきまとう。だから余計に構えてしまって、どうしていいか分からなくなる。けれど、お見合いバスツアーではそれがない。1日の中での大きな制限時間はあるけれど、「たった5分しかないから」と頑張り過ぎなくてもいい。体験イベントや昼食など、相手の言動や仕草を見るチャンスだってたくさんあり、気になる人に話しかけるタイミングもいっぱいある。それに、必ずしもマンツーマンになる必要もないから、居心地のよさそうなグループや行動パターンが似た感じの人たちと共に行動をすればいい。だから、大人数で開催されるパーティーの時のように、ひとりぼっちになることもほとんどない。
それに堅苦しい格好やシチュエーションではない分、お互いに素の自分を出しやすい。だからかもしれないが、フリータイム開始時点では話していない人もたくさんいたが、バスに戻る頃には全員の顔を覚えるくらい親しくなっていた。
フリータイムが終わると、次の体験イベント場所へとバスに乗って移動。今度も席はくじ引きで決める。行きの車内とは違って、男女ともに緊張感もなく、とても自然に会話を楽しんでいる様子だった。
ふたつ目の体験イベントが終り、バスツアーも終盤になると男女ともに疲れが見えてくる。体験イベントのたびに共通の話題が増えるし、散策の時間もあるので結構動く。食べて喋って動いて回るのだから、疲れて当然か・・・。帰路は、ほとんどの参加者が車中で爆睡。なかにはお隣さんに寄り添って寝ている人もいた。例外なく、私もぐっすり。途中、サービスエリアごとに席替えがあり、そのたびに起きて移動し、また少しするとみんな眠りにつくというパターンが繰り返された。
予定通り、19:00頃には支店近くに到着。バスの中でスタッフが締めの挨拶をすると、そのまま解散となった。そのまま帰ろうかなぁと思っていると、参加者のひとりが2次会の提案をしてきた。軽くお茶でもしようという話になり、近くにいた男女数名で喫茶店に行くことになった。そのなかにちょっと気になる人がいたので、少しテンションが上がる。全員疲れていることもあり、2次会は1時間程度で終わらせるつもりが、結局2時間くらいはみんなで話していた。「こうして会えたのも何かの縁だしね~」と、誰かが言ったのをキッカケに、電話番号や連絡先を交換した。
たくさんの男性会員と話せただけでなく、その日のうちに気になる男性の連絡先をゲットできたし大満足な結果だった。後日、バスツアーで一緒だった方からの交際申込も来た。1日かけて参加しただけの意味はあったなと実感した。
バスツアーはいい。ほかのパーティーやイベントに比べると、自然な出会いに近い気がするし、相手を細かく観察することもできる。もちろん自分自身も観察されているのだけれど、それ以上にメリットが大きい気がする。2次会の誘いも電話番号の交換もごく自然な流れで行われたし、「結婚相談所で出会いました~」という空気もあまり感じずに済んだ。スタッフも参加者のために一生懸命にやっていることが伝わって、それはそれでいいかなぁと思えた。
参加者名簿を使ったのは最初のうちだけ。帰る頃には連絡先の交換が終わっているケースもあるので、名簿の出番はあまりない。けれど、なかには引っ込み思案でなかなかアクションに移せない人もいると思うので、そのような人は参加者名簿を上手に使うとよいと思う。メモを参考に、後日自分からアクションを起したり、担当カウンセラーやアドバイザーに相談に乗ってもらったりするのもいいかもしれない。
胸につけた番号札だが、最初は恥ずかしいが徐々に慣れて気にならなくなる。ただし、一般客と一緒になる体験イベントの会場や帰る間際にはちょっと注意が必要。番号札を付けたままだと、「あの人たち、なんだろ?」と一般の人に小声で言われるなど、ちょっぴり恥ずかしい思いをすることになる。
フリータイムが比較的長めなので、人見知りが激しい人にとっては、最初は大変かもしれないけれど、参加する価値はある。まだ参加したことがない人は、ぜひ参加してみては?