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ブライダルネットの入会契約は、入会手続きの資料を郵送すれば完了。だから入会手続きを行うために、わざわざ訪問する必要がない。
しかし今回は、コースや料金の説明をもう一度聞くために、来店の予約を行った。すると予約を入れた前日には、初回訪問の際に記入したアドレスに予約の日時を確認するメールがブライダルネットの担当者から届いた。メールをもらえると記録に残るから、メモの変わりにもなり非常にありがたい。
個室の並びは、来客者同士が鉢合わせしないよう、工夫された出入り口になっている。ブースの入り口付近を通っても、ブース内の様子が気にならないようになっている。そのおかげで、ブース内にいる人間も、外の様子を気にせず話ができるのだ。
全部で6室あるブースのうち2室は3人がけのソファがあり、ゆったりしたスペースが確保されている。
室内は白を基調に、すっきりとシンプルにまとめられている。そしてバーのように落とした照明が、気分を落ち着かせてくれる……と、じっくりと話に耳を傾けられそうなブースだが、意外にそうでもなかった。
というのも、BGMの選択と音量の大きさにその原因があると思われる。BGMにはロック系の洋楽やHIPHOPといった曲が流れ、その音量が大きいため話し声が消されることも。もしかしたらほかのブースに話し声がもれないよう大きめの音にしているのかもしれないが、実際には隣のブース内から話し声が聞こえてくる。逆に自分だけが来客者だった場合、店全体に声が響くと思い、あまり大きな声では話せなかった。
初回訪問の段階から、ブライダルネットのスタッフは気合が入っている。多くの結婚相談所では、来店して最初にカウンセリングシートを書き込む。カウンセリングシートには、簡単なプロフィールや条件などを書く。他社の担当者は、その情報をもとに話を進めていくのだが、ブライダルネットのスタッフはヒアリングした内容をメモしているため、話を真剣に聞いてくれているように感じる。
しかし、その接待能力には、スタッフ間で差があるよう。
初回訪問時と契約時で、違うスタッフが対応したのだけれど、相談所や入会費、活動内容についての説明が、理解しやすいよう話を進める者もいれば、説明力が足らず自分のトークだけで精一杯になる人もいたからだ。
また初回訪問で説明を聞いている時、別ブースから聞こえた女性スタッフの話し声は、良く言えばフレンドリー、悪く言えば客への遠慮がないものだった。他のブースに客がいることもお構いなしで、仲の良さそうな会員と大きな声で話しているのだ。女性スタッフが話していた相手が男性会員ということもあるのだろうが、聞こえてくる声は飲み屋かキャバクラか?と思えたほど。
ブライダルネットは、インターネット“主体型”の結婚相談所。パートナー探しは、ネットを活用して行う。初めて訪問したときに行われるカウンセリングでも、ネットを用いて説明が行われた。しかし各ブースにパソコンは設置されておらず、必要に応じてカウンセラーがノート型パソコンを持ち込む。そのとき客への説明に用いるサイトは、PC上で立ち上げた状態に前もって準備している。
ブース内でのセッティングが終了したら、ようやくカウンセリング開始だ。このときにコースや料金の説明、活動内容について説明していく。担当者らの説明手順には一応決まった形があるようで、話を聞いていれば内容が把握しやすいようになっている。しかし、サイトを用いた説明では、IBJ(※)に関係するページがいくつかあり、わかりにくい部分もある。
料金説明の際には、入会金を支払った後にも沢山の支払いがあることが判明。他社と大きく違う点は、決められたお見合いや交際の規則を破ると、探偵会社を雇っての調査が入り、規則違反が確定した場合は罰金を支払うということ。担当者はこう話した。
「仮にブライダルネットでお知り合いになった方とご結婚されたのに、ご報告もなく成婚料をお支払いいただけなかった場合には、探偵会社を入れて調査させていただきます。そのとき、ご結婚の事実が発覚したら、調査費用と30万円をお支払いいただくことになります」
どうやって退会した元会員の情報を把握するのか尋ねると、噂やタレコミなどで調べるということだった。入会前の時点でここまで話してもらえるのはいいけれど、逆に怖くて入会したいと思わない人もいるかもしれない。
※「IBJ」とは? 別名、「日本結婚相談業協会」。240社の結婚相談所が加盟しているネットワーク。ブライダルネットでの活動は、このIBJを通したものがほとんどだ。
インターネット主体の結婚相談所は、活動開始までがとても早い。すぐに活動したいのであれば、プロフィールページに掲載する写真は事前に用意すべき。
ブライダルネットも他の結婚相談所と同じように、提携しているフォトスタジオがある。「スターメイカースタジオ」「TAKUMI JUN Make-up Salon」「スタジオセルフィット」の3店舗だ。今回は、ブライダルネットの「B’s LOUNGE新宿店」の近くにある「スターメイカースタジオ」を利用。撮影した写真データはすぐにもらえるため、撮影したあとブライダルネットに立ち寄って提出することも可能だ。
ブライダルネットは、夜の9時くらいまで営業している。前もって連絡さえ入れておけば、それに合わせてお店を開けておいてくれるため、夜遅くなっても、お店に立ち寄ることができる。
さらに入会金も金額がそれほど大きくないため、現金で直接支払うことができる。ただし月会費やお見合い料金は口座からの引き落とし。
入会手続きや入会金の支払いが済んだ後は、IBJサイト内にある自分のページのプロフィールを作成。名前や年齢など基本情報をスタッフが入力すると、すぐメールが届く。そして、趣味や家族構成、お相手への希望など詳しいプロフィール内容は自分で書き込んでいく。
自分で書き込むページ数は全部で3~4ページあるため、全てを仕上げるまでに結構な時間がかかる。選択項目の中から選ぶだけという部分もあるが、自己PRの文章などは1000字まで書けるようになっている(ただし、プロフィールに掲載される内容は300文字程度で、長く書いても全てを載せることはできない。あまりにも文章量が多い内容や読みづらい文章は、スタッフ側の修正が入る。修正されたメッセージ文を会員が確認する)。
メッセージ文は、事前にテキストなどで作り上げてから書き込み作業に移るほうが良いだろう。 というのも、自分でプロフィールを書き込めるのは最初の一回限りと決まっているから。一回限りの入力にしているのは、不正を防ぐためというのが理由のよう。一度完了ボタンを押してしまうと、その後自由に修正することはできない。修正点が見つかるたびに、店側へメール連絡する手間が出てくるのだ。
入力が完了したら、スタッフが内容をチェック。プロフィール完成の連絡は翌日には来る。そしたらすぐに活動をスタートできる。
ブライダルネットとのやり取りは、約90%がメールを使用している。残りの10%は電話だが、自分から用事のある時に電話をかける程度で、ブライダルネット側からかかってくることはほとんどない。
通常、連絡のやり取りにはPCメールを使うが、携帯メールで連絡を取り合うこともある。ブライダルネットから来たメール内容に対して携帯メールから返信すると、携帯のアドレスとEメールのアドレスに内容が送られてくる。
会員からのお見合い申し込み内容は、一人につき一通ずつメールが届く。お相手のプロフィールは、サイト内の自分のページで相手の会員番号を検索して確認できる。
パーティーの連絡もメールで来る。ブライダルネット側が、各会員に合いそうなパーティー内容をメールで紹介する。内容を確認した会員は、パーティーへの出欠意思を返信すると、パーティー費用や支払い方法に関する詳細がメールで送られてくる。
そのほか、月会費の支払い方法など細々した内容についても全てメールだ。電話で話すことに比べると少々事務的にも感じられるが、記録に残るため便利。
インターネット中心のお見合い相手探しだと、自分の好きな時間帯に、自分の好きな条件で相手を検索することができる。なにより、入会してからすぐに活動が開始できるため、パートナー探しを急ぎたい人にはもってこいである。
ブライダルネットのように活動の場がネット上の場合、インターネットが常に使用できる状態にしておきたいところ。お見合い相手の探すにはインターネットが必須だし、お店とのやりとりの中心はメールだからだ。 そのため、インターネットを使い慣れていない人には不向きの結婚相談所だといえるだろう。