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自腹で潜入レポート パーティー編

誠心のパーティーレポ①「会員層とご対面」

パーティー基本データ
内容:内容:入会したばかりの会員を歓迎するパーティー。会場:ホテルの宴会場参加人数:男女合計80名(男:40 女:40) 会費:男女共に14,700円 パーティー時間:約 2時間

【参加費】当日払いは値上がり、キャンセル料も発生

今回私が参加したのは「デビュータントパーティー」といって、入会したばかりの会員を中心に行われるパーティー。

誠心のパーティーは、ほとんどが毎週日曜日に開催されている。そのため日曜に仕事がある人は、参加すること自体が難しいかもしれない。

参加費用は、パーティー開催日の3日前までに銀行振り込みで支払う。当日受付で支払う場合は、プラス1,050円の値上がりが発生。キャンセル料金は、2日前で会費の30%、前日で50%、当日だと100%の料金を支払うことになっている。

パーティー参加が決定し料金を支払ったあとは、当日を待つばかり。

【受付】遅刻で一歩出遅れ

 

今回のパーティーは、誠心の近くにある某ホテルで開催されるため、迷わずに行けるだろうとホテルを目指した。ところが、迷った。到着したのは、パーティーが開始して5分を過ぎたころ。しかし受付を済ませる必要があるから、すぐには会場に入れない。

 受付が完了すると、女性スタッフから緑色の用紙とボールペンを手渡された。スタッフの説明によれば、緑色は初参加者を表す色だという。そのカードには「First Impression Game(ファースト・インプレッション・ゲーム)」と書いてある。説明を読むと、トークする相手に対する質問項目を自分で書き込むようだ。

せかせかするのはよくないと思いながらも、他の参加者に遅れをとった私は焦っていた。初パーティーだからすっかり雰囲気に呑み込まれ、会場に入る前からドキドキしていた。

【会場入り】途中参加は、お見合いトークに参加しにくい。

 

パーティー会場の扉はオープンになっており、受付からも会場内の様子がよく見える。けっこう大きな会場で、たくさん並んでいる円テーブルを囲んだ隣同士の男女がトークをしている。スタッフが誘導してくれた席を見てみると、指定席になっているのではなく受付の早い順からテーブルを埋めているようだ。

席に着いて周囲の様子を見回すと、みな一様にトークをしている。そんな中に放り込まれた私はしゃべる相手もおらず、会場にとけ込めず落ち着かない。そこでトイレに行き、身支度と心の整理をしてくることにした。トイレを出るとクロークに上着を預ける。戦闘体勢が整ったところで、再び会場に踏み込んだ。

自分の席に着き、改めて「First Impression Game(ファースト・インプレッション・ゲーム)」のカードに目をやる。そこには、「異性に聞きたい項目6個をご自身で記入してください」と書いてある。

その一文を読み終わったところで、会場内に合図が鳴り響いた。そして、司会者の「時間がきました。それでは次は男性の番です」というアナウンスが会場内に流れる。すると、席に座っていた人たちが一斉に動き出す。

何が起きたのか分からないまま戸惑っていると、私の左側に1人の男性が座ってきた。

【パーティー前半】エリート男はコミュニケーションが苦手?

 

私の隣に座ってきた男性は、何を話すわけでもなく私の方を向いている。そして、自分のカードを私に差し出してきた。男性の行動にどう対処したらよいのか戸惑った私は、

「パーティーって、初めてで。何が起こっているのか分からないんですよねぇ……(汗)」

と、困っていることを正直に話した。すると、その男性は半ばあきれ気味で次のように教えてくれた。

まずは、カードの項目の欄に自分が尋ねたい質問事項を書く。そして相手とカードを交換し、お互いのカードに書かれている質問に答えを記入する。記入が終わったらカードを再度交換。手元に戻ってきた回答内容を参考に話を進めるのだそうだ。トークタイムは1回あたり710分。時間がきたら、男女交互に移動して話したい相手を探していく。誠心のパーティーは参加者のプロフィールなど一切分からない状態でスタートするので、このカードだけが相手を知れる唯一の手掛かりなのである。

と、トークタイムの流れを教えてくれた1人目の話し相手Aさん。

出版関係で仕事をしているW大卒の30代後半。Aさんの方から私の隣に座ってきたのに、向こうから話しかけてくるわけでもない。だから私は、話題を見つけることに必死になった。

時間になり、今度は私がお相手を選ぶ番。席を立ち上がり誰に声をかけようかと会場内を見回してみるものの、Aさんとは沈黙まじりのトークになってしまったため積極的に動けない。そこで同じテーブルを見渡し、隣の席が空いている男性を選ぶことにした。その2人目は僧侶の40代、Bさん。やはり向こうからは何も聞いてこない。

3人目は、「休みの日は、ゴルフか嫁探しをしている」という公認会計士のCさん。

4人目のDさんは外資系に勤務する関西人。

5人目のEさんは、私が話した中でもかなりの話好きな会社の経営者。Eさんは一方的に話すタイプで私の反応は一切無視、聞く耳は持っていない様子だった。

6人目のFさんは、英会話を勉強しているというサラリーマン。「何も勉強しないで英語が話せたら、こちらの顔がないですよ。けっこう努力しているんですから」と、努力をアピールする人だった。

これだけの男性参加者と話して気づいたのは、各男性のカードに書かれていた女性参加者のレベルの高さだ。4大卒は当たり前で、薬剤師や翻訳家など手に職を持っている人ばかり。稀に家事手伝いの人がいても、お嬢様系大学を卒業している裕福な家庭に育っていそうな人なのだ。誠心に入会した女性会員は自分に自信を持っており、男性と対等に渡り歩ける強さを持っているように見えた。

――とても同じ土俵で戦えない・・・と思った。

【パーティー中盤】休憩タイムの料理はGOOD

 

トークタイムが終了すると、1020分のお茶タイム。ケーキやパスタなどの軽食と、紅茶・コーヒーの飲み物が会場の一角に並んでいる。 

 “お茶タイム”も出会いのキッカケにつなげるのかと思ったら、参加者らは個々でバラバラに料理を取り分けている。自由に動けるこの機会に、誰かと仲良くなりたいという空気があまり感じられないのだ。

そういう私も一人で食べているから、周りのことをとやかく言えない。どれだけ高学歴で高収入の参加者揃いだとしても、コミュニケーションの苦手なタイプが多いのかもしれないと思った。 

私には、食べ物がおいしかった“お茶タイム”がパーティーの中で一番楽しめたかもしれない。 

休憩が終わったところで、トークタイムの後半戦に突入。

今度は男性側が話したい女性を選ぶ番だ。

【パーティー後半】ため息目前、後半はヘトヘト……

 

7人目の男性Gさんは、国家公務員。この人も、自分からはしゃべろうとしない。話題を振るが、あとに話が続かず私が一方的に話しかけているだけ。沈黙の時間が過ぎていく。なぜ、こんなにも会話が成立しないのだろうかと思うと、だんだん気分が暗くなってきた。 

8人目は女性が男性を選ぶ番。もう容姿は関係ないと思った私は、話しやすそうな人を選んだ。そこで選んだサラリーマンのHさんは、にこやかな笑顔のぽっちゃり系。しかし「営業は人格が壊れますよ」と、仕事のグチばかり聞かされてウンザリ……。 

9人目に話したIさんは、公認会計士のグルメな男性。おいしい店を食べ歩くのが好きらしい。食べ物の話は楽しかったが、グルメ知識をひけらかすような態度にはイヤな感じがした。 

10人目に私が選んだお相手は、東大卒のJさん。この人も話が続かない・・・。必死に話題を探すのは、またしても私だけ。 

11人目のKさんは、この日4人目のK応ボーイ。すでに10人以上と話しているから、不機嫌になる気持ちは分かる。今にもタメ息を吐き出しそうだし、会話をしようなんて気はコレっぽっちもないらしい。でも自分から私の隣席に来ておいて、その態度はあんまりじゃない……? 

カードを見て「多趣味なんですね~♪」と聞いても返答はなく、そこにあるのは沈黙ばかり。私も話すのがバカバカしくなった。 

いよいよラスト。これまでがイマイチだったから、思い切ってビジュアルの良い男性Lさんに声をかけてみる。第一印象はサバサバしており、話を合わせてくれるし対応も柔らかい。けれど、なんとなく噛み合わない……。 

ここでパーティー終了。

パーティーの間はずっとトークしていたようなものだから、かなりしゃべり疲れた。そんな私でも話した男性は、全体のごく一部だけ。話した中でビビビッときた男性は1人もいない。自分から積極的にアプローチしなければ、お見合い相手をパーティーで見つけるのはかなり難しいのかもしれないと、つくづく思った。

【パーティーが終わって】待っているのは、女の戦い?

 

疎外感ばかりを味わったパーティーに出席してみて、私に合う人がいるのか不安になった。そして、一刻も早く、パーティー会場を去りたいという気持ちでいっぱいだった。

さっさと荷物を受け取って退散しよう。そう思い、クロークに預けていた上着を受け取りに行くと、改めて今日参加していた会員の姿を一度に見渡すことができた。

男性のステータスの高さに比例して、女性も輝かしい経歴の持ち主ばかり。仕事ができそうなキャリア系のスーツをビシッと着こなす女性や、大胆に背中の開いたドレスのセクシーな女性もいる。誰が一番イケているのか、綺麗なのか、女同士、見えない火花を散らしているように見えた。

この中で私はイチ花嫁候補として戦わなくてはいけない……。そう思うと、正直怖くなった。

しかし、この時すでに次の誠心のパーティーに参加することが決まっていた。

行くべきか、行かざるべきか……。

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