HOME » 自腹で潜入レポート » この相談所の潜入レポート » オーネットのお見合いレポ④「やっぱり人は見た目じゃないのかも!?」
過去のお見合い相手は、写真と実物のギャップがありすぎだった。
これはルックスを度外視した結果だと思った私は、モロに自分好みのDさんを選んでみた。写真だけでも、かなりのイケメン! 実物にも、かなり期待ができそう。
こんなの入会以来、初めてのことだから、ドキドキワクワク♪
ところが、Dさんとのメールのやり取りは、お見合いの日時を決めるだけ。これまでお見合いしてきた人とは、ふだんの生活や仕事、その日の出来事など他愛ないこともメールでやり取りしていた(Bさんは別)。そんなやり取りも楽しかったから、Dさんの用件だけのメールは少し寂しかった。しかもお見合いの日取りが決まったにもかかわらず、前日になって突然キャンセルすること2回。なんだか自分の都合だけで動いているし、とても私に興味があるとは思えない態度だった。
普通だったら、こんな人はお見合い前に即お断りをしていることだろう。しかしDさんとは、絶対にお見合いしたい! だって、私の好みのタイプなんですもの。
Dさんにはすごく期待していたから、お見合い当日の気合はこれまで以上だった。気合が入りすぎて待ち合わせの30分以上も前に到着。近くのカフェでイメージトレーニングをしながら待っていた。ただ待ち合わせの時間になっても、自分からはコールできない。本命だと思うと、怖気づいてしまうのである。
時間ちょうどになると、Dさんからメールが来た。Dさんは、すでに待ち合わせ場所へ来ているという。私は現地まで足早に向かった。
いつもだと初対面の相手を探し出すのは、なかなか難しい。だけど、今回はすぐ発見。
ワタシ:「はじめまして。Dさんですか?」
振り向いたDさんは写真よりも若々しく、笑顔がキュートだった。服装も本人に似合っていて、ほどよくオシャレ。見ていて、気持ちのよいスタイルだ。
Dさん:「今日はね、○×なことがあったんですよ。それでね……」
Dさんは自分の方から昼間にあった出来事などを話し、会話をリードしてくれる。しかも話題が豊富。
会う前のDさんからのメールは用件のみを知らせる内容だったので、私はDさんが淡白で無愛想なタイプだと思っていた。だから積極的に話してくる姿を見て、余計にテンションが上がった。
ところがDさん、この日のお見合いでは食事に行こうと自ら提案してきたのに、行き先をまったく考えていなかった。ゲンキンなもので、見た目がよくて会話がスマートであれば、何でも許せてしまう。そこで会話をリードしてくれているDさんの代わりに、私がお店を選ぶことにした。
私は以前に友人と行ったビルの上階にある、落ち着いた感じのお店をセレクト。Dさんも、店構えやメニューの内容を気に入ったようで即決だった。
◆メニューは一緒に決めたかったな……
私は好みのタイプのDさんと一緒だから、これまでになくハッピーな気分で手渡されたメニューを眺めていた。Dさんもメニューを見ながら、「どれもおいしそうだな~」とニコニコ。お店を気に入ってもらえたようでホッとした。
店員がオーダーを取りに来ると、Dさんはすでに決まっているようで「○○と○○と○○」と注文。私はDさんから「どうぞ」というような目線を送られ、2品ほど選んだ。
正直なところ、私は「これがおいしそうだね」「こっちの料理はどうでしょう?」などと言いながら、一緒にメニューを決めていきたかった。だから、サクッと自分が食べたいものを決めたDさんのオーダーの仕方には少々ガッカリ。
◆いきなり直球トーク! 「本当に結婚したいの?」
「結婚後はどうしたいの? 仕事はしたい?」と、いきなり直球トークのDさん。
まあ、結婚相談所を介した出会いだから、当然といえば当然の発言。しかし、出会って30分も経たないうちに聞いてくる質問だろうか。お見合いした中で1番のイケメンなのに、もっとも結婚を急いでいるように見える。
挙げ句、「あなた変わってるよね。本当に結婚したいの?」と、言い出す始末……。
ところが、Dさんが結婚についてしつこく質問をするのには、ワケがあった。
これまでDさんが会ってきた女性は、みんな面接官のようだったという。テーブルに着くなり、仕事状況から年収、身内の話、結婚後の希望や夢などを次々と聞いていく。その返答が自分の理想や考えに合わない人だと判断したら、“ハイそれまで”というように、まるで就職面接のごとく非常にシビアな目で審査されてきたようだ。
私は結婚相談所を利用した出会いでも、ある程度の恋愛期間を経て結婚したい。データでマッチングしても、性格や価値観が合わなかったら難しいんじゃないかと思う。でも、情が移る前にビシビシと判断していくというのは、ある意味合理的で賢いお相手探しの方法といえるのかもしれない。もしくは、そのくらいじゃないと理想の相手を見つけることなんてできないのかも?
◆正直に話したら、バカにされたと勘違い
私は何のたくらみがあるわけでもなく、「もう何年も友人とルームシェアしているんです。そろそろ更新の時期だから、一人暮らしをしようかなと思っているんですよね」と、素直に現状を話したつもりだった。すると、Dさん。
「あー、それで結婚相手のところに転がり込むって作戦ね」と、返してきた。
私はカチンときた。
いくら好みのタイプでも、この発言には気分が悪くなる。
たしかに仕事一筋のバリバリのキャリアウーマンじゃないけれど、結婚相手のお荷物になるつもりはない。傷を作って泥んこにまみれながらも、私なりに頑張って働いてきたのだ。結婚だって、できないんじゃなくて、しないだけ……!!
しょせん女性は一人では何もできないと否定された気がして、悲しくなった。
この話の流れで、Dさんという男性が若干見えてきた。
……っていうかお見合い後に気づいたのだが、Dさんのプロフィールのデータには「女性は家庭の人となるべき」と書かれていた。そもそも、家庭的な女性を求めているということなのだ。
おそらくDさんは亭主関白系なのだろう。
私は相手の状況に合わせて、家庭に入るかどうかを決めるもりだった。けれど怒りの込み上げようを考えると、内心では家庭に入りたくないのかな?
「結婚」を現実的に考える、よいキッカケのお見合いだった。